ハルキ文庫へのいい先入観

今回はこちら↓

日本作家の作品14点!

ハルキ文庫と徳間文庫のベテラン勢の作品でございます。

ハルキ文庫には以前にもハヤカワ文庫や角川文庫で見たタイトルが並んでいますが、個人的にハルキ文庫ってこういうイメージなんですよね。

早川でなんやかんやあって角川で出し直して、そっからまたなんやかんやあってハルキ文庫で出たイメージ。

とはいえ再刊で点数増やしてるとかいったネガティブなイメージはなくて、むしろ1970年代~80年代に刊行されていたタイトルで絶版or版元品切れになったものを、2000年代に手に入りやすくしてくれた文庫という印象です。

実際、小松左京や光瀬龍はハルキ文庫で手に入れたタイトルもあって、苦労せずに本が手に入るってのはありがたいもんです(マニア向け古書店がいうことではないですがw)

短編アンソロジーは海外SFの入口

と思うのですよワタクシは

んで今回はこちら↓

海外文庫が12点!

タイトルどおりアンソロジー多めですよ

角川『地球の静止する日』は映像化作品集

きょうも上天気』は浅倉久志が訳した作品からの選集

集英社の『気球に乗った異端者』は米誌「アシモフス」傑作選

青心社の「クトゥルー」はいわずと知れたラヴクラフトのクトゥルー神話をベースにしたシェアードワールド

という具合で、定番を手軽に楽しめる品揃えとなっております。

あと、店主超オススメの『竜のグリオールに絵を描いた男』も入荷しましたので、こちらもぜひ!

あれ以来、安田成美は歌わなくなりました

今回はこちらっ

文庫が12点!

エドガー・ライス・バロウズの「火星シリーズ」の小学館からの新装版(バローズ表記なのね)

ソノラマ、コバルト、スニーカー文庫と伊藤計劃のゲームノベライズ

新井素子&吾妻ひでおと手塚治虫のエッセイ

そんで映画「風の谷のナウシカ」の絵コンテ集

と、なんとなく繋がりがありそうなラインナップとなっております。

再放送で見てたし、買って読んでた

今回はこちらっ

宇宙大作戦(スター・トレック)& SFマガジンで計17点!

私たち&ちょっと上のお兄さん世代には、TOSは「スター・トレック」よりも「宇宙大作戦」っていった方がしっくりきたりするのよね。

まぁTOSってのも新マンをジャックって言ったりするようなもんなんだけどw

SFマガジンは1987年を中心に88年と99年の特大号。

87年は中井紀夫や飛浩隆が新鋭扱いだったり、ラッカー&スターリングの合作中編があったり、初の作家特集(らしいです)がイアン・ワトスンという渋いチョイスだったり、ハヤカワSFコンテストの入賞が柾悟郎だったりと、なかなかに面白い年。
88年の特集(80年代ルネサンス)もポール・ディ・フィリポ「スキン・ツイスター」を紹介してたりして、これも面白い。
99年の50年代SFは初訳&再録の豪華なラインナップで、これも読んだなぁ。

おウチ時間のお供にどうぞ

GWが明けましたが、まだお休みの人もいるんですかね?

という、なんとなーくフワフワした金曜日の新入荷ははこちら

ハヤカワ文庫JAを14点!

初期から80年代前半の作品で、星新一と神林長平がメインになっております。

GWはなんとなくションボリなまま過ぎていってしまいましたが、今後もまだまだ在宅時間が増えそうなご時世。

おウチ時間のお供にこれらの作品をぜひ。

GWも通常営業ですっ

昭和の日!
今回はこちら!

単行本と新書を11点!

諸星大二郎の短編集と平井和正の高橋留美子評論書のコミック関連書を両端にして、いろいろ挟まれております。

なお、今日からGWですが当店は通常営業です。

発送は土日祝日お休みになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。

改めたり増やしたりして出ています

今回はこちら↓

前回に引き続き、ハヤカワ文庫JAを15点!
2000年代以降の作品が集まっております。

このなかで

神林長平『戦闘妖精・雪風<改>』は元の『戦闘妖精・雪風』からちょこちょこ手の入ってる、文字どおりの<改>稿。
実は「S-Fマガジン」連載時の表現に戻ってる箇所もあったりして、読み比べるとなかなか面白い。

菅浩江『そばかすのフィギュア』は初期短編集『雨の檻』に未収録作を新たに加えた増補版。『雨の檻』は読みましたが、繊細な作品が多かった印象があります。
初版’93年だそうなので、新しい作品が入った上で手軽に読めるようになっているのは個人的に嬉しいですね。

ゴジラとか芥川賞とか

今回はこちらです↓

15点!

星雲賞やら芥川賞やら受賞してて、最近は「ゴジラS.P」の構成・脚本もやってる、作品も含めてなんだかスゴい円城塔+最近(1000番台)のハヤカワ文庫JAを集めてみました。

ちなみにワタクシ、“なにやら小難しそう”という理由で最初は円城塔を敬遠していたのですが、『屍者の帝国』がものすごく面白かったので、その勢いで『Self-Reference ENGINE』を読んだらまぁこれが面白いこと!

いまや、2000年代デビューの作家さんのなかでは一番のお気に入りになっております。

FOR OUR FUTURE CHILDREN

今回はこちらです↓

文庫が14点!
珍しくライトノベルが何冊か入っております。

この中で、「ドラグネット・ミラージュ」は前回入荷しときに、今は「コップクラフト」でシリーズ継続中ですよーてなことを言ってオススメしたかと思うのですが、今回取り上げたいのはあと一つ「ブレイク-エイジ」の方です。

 

「ブレイク-エイジ」って言っても何じゃそれは?って人が多いと思いますが、もともと馬頭ちーめいの漫画でして、デザインその他スタッフワークとして参加しているSTUDIOねむとの共同名義で発表されています。

で、そのあらすじは……

“21世紀初頭、ネットワーク型ロボットバトルシミュレーション「デンジャー・プラネット」を巡る、少年と少女の物語”

と書くとなにやら固そうですが、コンピュータゲームの世界を舞台にした青春ラブコメだと思ってもらってまず間違いないですw

さてこの漫画、魅力はいろいろとあるのですが、個人的には 架空のゲーム「デンジャー・プラネット(DP)の魅力 がデカい。

DPはゲームセンター「コニーパレス」で稼働している体感型ロボットバトルシミュレーターで、ネットワークで全国のゲーセンと繋がっているのが特徴。バトルロイヤルやフラッグ戦など様々な形式で多人数対戦ができます。
現実だと「戦場の絆」をイメージしてもらえると近いかと。

そしてもうひとつ、DPの大きな特徴となるのが、プレイヤーがゲーム内で操縦するロボット「バーチャル・パペット(VP)」の存在。

VPには大型から小型のものまであり、なかには空を飛べるもの(一応VUとして別カテゴリ)まであります。
ゲーム内には複数の機体が用意されていて、もちろんそれも使用できるのですが、VPの面白さはなんといっても機体のカスタム!
VPはシステムが許す範囲であればカスタマイズが可能なんですが、この「システムが許す範囲」がすごくて、腕に覚えがあれば骨格どころかビス1本からのカスタムも可能という自由っぷり。

主人公の乗る「九郎」やヒロインの操る「ベンケイ」もフルカスタム機なんですが、物語が進むにつれて、ライバルに勝つために極端に軽量化したり武装を変えたり、果ては合体機能まで備えるなど、キャラクターたちが試行錯誤しながらカスタムの腕を上げていくのも読みどころのひとつになっています。

主人公の駆る「九郎」(左)と「ロアゾオ・ブルー」に登場する主役機(右)
[出典:『ブレイク-エイジ・オフィシャルワークス』]
骨組みが剥き出しになる独特のデザインも魅力の一つ

ところで、こういうカスタム可能な機体を操縦してネットワーク上で戦うゲームって、何か連想しませんか?
そうです、この作品、設定的にはオジサン世代が夢中になった「プラモ狂四郎」の子孫で、ついこの間まで配信されていた「ガンダムビルドダイバーズ」のご先祖様でもあるんです。

“オレの作ったロボットで戦うぜ!”みたいなのが好きな人には、ホントにたまらない作品だと思います。

そして、こういうワクワクするようなゲーム世界を舞台に展開される、少年少女たちのコミカルで、時にシリアスな物語もこの作品の魅力の一つ。
面白い漫画の必須条件として、魅力的なキャラクターたちが作品の中でイキイキと躍動していることがあると思いますが、「ブレイク-エイジ」にもその条件がピッタリと当てはまります。

で、このような漫画の魅力をそのままに、活字を使って世界を広げたのが小説版というわけです。

こちらは売り物ではなく私物のコレクション。
このほかに「ブレイク-エイジ」はコミック1巻をベースにOVAも製作されています。

↑コレを見ていただけるとお分かりかと思いますが、ワタクシ自身「ブレイク-エイジ」に夢中だった一人なんですw
就職したての頃、友人の家でなぜか3巻を読んですぐにハマったのを思い出すなぁ。

ちなみに、小説版でオススメなのは、最初に書かれた「戦士たちの夏」(篠崎砂美 著)
少年の成長をゲームを通じて描いた、とても優れたジュブナイルです。

いまでは電子版で比較的手軽に読めますので、まずはコミックを試していただいて、気に入ったら小説の方にも手を伸ばしていただけると、ファンとしては嬉しいなぁ。

さっきも書きましたが、「プラモ狂四郎」や「ガンダムビルドダイバーズ」が好きな人にはホントにオススメの作品です!

ぜひ!