忘れた頃の白背とお知らせ

さて、今回は14点の入荷でございます。

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ハヤカワ文庫SF+新書版の豊田有恒「ヤマトタケル」+秋田書店コミック版「戦国自衛隊」となっております。

早川は青背と白背が同数並びましたが、白背ってなくなりそうでなくならないのよねw

いまや背表紙の色を変えてる理由を知ってる読者も減っているだろうに、エンタメラインは白背!っていうのを早川がちゃんと守ってるのはエラいなぁと思ってしまいます(イヤ、皮肉とかではなく割と本気で)

 

あと、余談めいたことですが、この版の「戦国自衛隊」、実は子供の頃に読んでいまして、ずーっと作画は「ワイルドセブン」等の望月三起也だと思っていたんですが、実は違う人(田辺節雄)だということをウン十年ぶりに知りました。

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ちょっと「俺の新撰組」みたいな雰囲気あるでしょ?

田辺氏の略歴をみると望月三起也のところでアシスタントをやっていたみたいで、師匠の画風に近いのもむべなるかなと。

 

最後に、都合により次回の更新はお休みいたします。

面白そうなラインナップを整えてきますので、新入荷をチェックしていただいてるお客様に、申し訳ありませんがしばらくお待ちくださいますように。

 

 

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正体はお母さん

タイトルは本文と関係ありません。

なんなのかわからない人は、今日の日付をヒントに調べてみよう!(いまさら大丈夫だと思うけど、怒んないでねw)

とまぁそんなこんなで、今回も青背でございます(次までかな? もうちょっとだけあります)

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以上25点。

スキズマトリックス』と『ノヴァ』が並んどりますが、奥付みると一ヶ月おき(S62年12月~S63年1月)で出てるんですねぇ。

前回も書きましたが、やっぱり熱量の高い時代だったのですな。

これらがティプトリーやレムに挟まれてるんですからね。目眩がしてきますw

また、この時期には木嶋俊氏のカバー画も目立ってきます。

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ティモシー・ザーンみたいなゴリッゴリのヤツもありますがw 基本的には美人画の印象ですよね。

少し前まで宇宙画やメカイラストが氾濫していたことを考えると、この時期は読者層もソフトに変わっていったのでしょうか?

確かに、これが書店に平積みされてたら、普段SFに興味のないOLさんだって「通勤電車で読んでみようかしら」ってな具合に手に取るかも知れませんよねw

LDGの尻尾とサイバーパンクの鼻先

さて、今回もハヤカワ文庫の海外SF(青背)です。

80年代中盤に出版された作品が25点入荷しております。

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眺めてみると、まぁ多種多様な傾向の作品が出版されておりますな。

ジャック・ヴァンスやジーン・ウルフの人気シリーズをはじめ、LDG(レイバー・デイ・グループ)もサイバーパンクも入ってます。

あ、ラベリング不能な『ノーストリリア』もありますねw

この時期、アメリカではサイバーパンク運動が盛り上がっていて、従来のLDG(この辺の作家をひとくくりにするのはどうかと思うんですが、一応便宜的に)は相対的に元気がなくなっていた頃です。

そういった海の向こうのSF過渡期が、わずかなタイムラグをおいて、時間的に圧縮された形で紹介されるのが翻訳作品の面白いところ。

ちなみに今回挙げた作品は、いずれも初版が昭和60年(1985年)~62年(87年)。

2年程度の期間でこれらの作品がドカカカカッと出ていたのですから、なんのかんのと熱量の高い時代だったのですなぁ。