原案って便利な言葉だなぁと思うこのごろ

さて今回はこちら

筒井康隆中心にハードカバー9点でございます。

筒井康隆はメディア展開も多いので断筆期間も含めてずーっと売れてる印象。

こないだ最終回を迎えたアニメ「富豪刑事」もありましたからね。
っつってもあれは内容別物で、筒井のは原作というよりは原案でしたがw

そのほかは田中芳樹や夢枕獏の初期短編集、谷甲州「航空宇宙軍」の近作など。

さて次回更新ですが、来週は都合によりお休みとしますのでご了承くださいませ。

たぶん本物です

今回はこちら

神林長平を中心に単行本を9点。

神林作品の比較的初期のところから、ごく最近のハヤカワJコレクションまで、新旧ありますのでぜひに。

さて、そんな品揃えなんですが、今回のオススメ、というか気になるのは『あなたの魂に安らぎあれ』

いわずと知れた神林長平の処女長編。私もン十年前に読んだときいたくシビれた傑作なのですが(幻鬼と女の子の絡みがいいんだよね)、それはそれとして、気になったのはこちら

著者のサインと夢枕獏の落書き!

おおっとSFファンなら思うところですが、ここで個人事業主としては「これって本物?」と疑っちゃうわけです。

ってのも、神林のサインが今のものとだいぶ違うんですな。

よく見る神林長平のサインって、横書きにシュッと書かれたものなんですよね(比較画像がなくてスイマセン)

「神」のしめすへんに特徴があるので、本人ぽいんだけど……

てことで調べてみると……

サインの宛名が初期のGATACON関係者らしいことがわかり(インターネットありがとう)、これにサインの日付がかなり初期(本書の刊行時)であることから推理するに↓

  1. 恐らくどこかのSF大会で、宛名の人物が神林からサインをもらった(同郷作家の初単行本だもの)。神林も慣れてないサインを丁寧に書いたことでしょう。
  2. 後にこのサイン本を見た夢枕獏が、どれどれ文庫の解説を書いた私にちょっと貸してみなさい、と言ったかどうかはわからないが、ともかくこの本にいたずら書きをした。

という経緯だったんではないかと。

てことで、お値段も少し高めにつけさせてもらいまいしたが、SFファン的にはなかなかに面白い一冊かと思います。ぜひ!

時代いろいろ新書いろいろ

今回は新書が12点!

古いとこだと鶴書房の豊田有恒『時間砲計画

新書初版の川又千秋『幻詩狩り』は日本SF大賞受賞作

あとは再刊だと笹本祐一「エリアル」はソノラマ文庫で番外編として刊行されたもの、火浦功「みのりちゃん」はハヤカワ文庫で出ていたシリーズのそれぞれ合本版です

個人的には朝松健の『屍美女軍団』がスラップスティックバカホラーの匂いがして気になりますw

創元ディックがいっぱい

今回はこちら

創元のディックを中心に、翻訳もの文庫13点です。

そんな中でオススメは

「宇宙船ビーグル号」の有名エピソードの原型版が収録されている『黒い破壊者』

そして

キム・ニューマンによるドラキュラの大胆な続編『ドラキュラ紀元』と『ドラキュラ戦記』

こちらはあまり見かけないので、お探しだった方はぜひ!